78PM82|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
CT 像の三次元画像処理で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1.最大値投影法は最大ボクセル値を投影面に表示する。
この問題のポイント
CT画像の三次元画像処理法の特徴を問う問題です。
CTの三次元画像処理には、代表的に次のような方法があります。
- MIP〈最大値投影法〉
- MinIP〈最小値投影法〉
- MPR〈多断面再構成〉
- CPR〈曲面任意多断面再構成〉
- VR〈ボリュームレンダリング〉
- SSD〈表面表示法〉
- 仮想内視鏡
この問題では、最大値投影法〈MIP〉の説明が正しいです。
解説
最大値投影法〈MIP〉は、視線方向に並んだボクセルの中から、最も高いCT値を投影面に表示する方法です。
高いCT値を持つ構造が強調されるため、
- 造影血管
- 骨
- 石灰化
- 高吸収構造
などの表示に有用です。
一方、仮想内視鏡は臓器内腔に視点を置いた画像を表示します。
ボリュームレンダリング法は、表面だけでなく内部情報も含め、各ボクセルに色や不透明度を与えて立体表示します。
表面表示法は、しきい値で抽出した表面だけを立体表示します。
選択肢の確認
1.最大値投影法は最大ボクセル値を投影面に表示する。
正しいです。
MIPでは、投影線上にあるボクセルのうち最大値を示すものを投影面に表示します。
血管や骨など高吸収構造の表示に適しています。
これが本問の正答です。
2.仮想内視鏡は臓器外部に視点を置いた画像を表示する。
誤りです。
仮想内視鏡は、気管、大腸、血管などの内腔側に視点を置いて、内視鏡で見たような画像を作る方法です。
臓器外部に視点を置くわけではありません。
3.曲面任意多断面再構成法は任意の直線断面を抽出して表示する。
誤りです。
曲面任意多断面再構成法〈CPR〉は、血管や胆管、歯列などの曲がった構造に沿って曲面を設定し、その断面を展開表示する方法です。
任意の直線断面を表示するのは、通常のMPRです。
4.ボリュームレンダリング法は物体の表面だけを立体的に表示する。
誤りです。
ボリュームレンダリング法〈VR〉は、各ボクセルのCT値に色や透明度を割り当て、内部情報も含めて立体的に表示します。
表面だけを表示する方法ではありません。
5.表面表示法は閾値による表面情報だけでなく内部情報を含む画像を表示する。
誤りです。
表面表示法〈SSD〉は、しきい値で抽出した物体の表面を立体表示する方法です。
内部情報を含めて表示するのはボリュームレンダリング法です。
覚えるポイント
CT三次元画像処理は、方法ごとの特徴で覚えます。
- MIP:最大CT値を投影する
- MinIP:最小CT値を投影する
- MPR:任意断面を再構成する
- CPR:曲がった構造に沿って展開する
- VR:内部情報も含めて立体表示する
- SSD:しきい値で表面だけを表示する
- 仮想内視鏡:内腔に視点を置く
この問題では、MIPの説明として正しい
1.最大値投影法は最大ボクセル値を投影面に表示する。
が正答です。