78PM48|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
細胞外液性造影剤を用いたMRI 検査前に確認を要する血液検査項目で正しいの はどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4.eGFR
この問題のポイント
MRIで細胞外液性ガドリニウム造影剤を使用する前に、何を確認する必要があるかを問う問題です。
細胞外液性ガドリニウム造影剤は、主に腎臓から排泄されます。
そのため、投与前には腎機能を確認することが重要です。
腎機能評価として最もよく用いられるのが eGFR です。
したがって、正答は
4.eGFR
です。
解説
eGFRは、推算糸球体濾過量を表します。
腎臓がどの程度血液をろ過できているかを示す指標です。
ガドリニウム造影剤を腎機能が大きく低下した患者に投与すると、造影剤の排泄が遅れます。
重度腎機能障害では、腎性全身性線維症、つまりNSFのリスクが問題になります。
そのため、造影MRI検査前には、腎機能を確認し、造影剤投与の可否を判断します。
このとき確認すべき代表的な項目が eGFR です。
選択肢の確認
1.ALT
誤りです。
ALTは主に肝細胞障害を反映する肝機能検査項目です。
ガドリニウム造影剤投与前に最も重要となる腎機能評価項目ではありません。
2.AST
誤りです。
ASTも肝機能や筋障害などに関連する検査項目です。
細胞外液性MRI造影剤の投与前確認として最も重要な項目ではありません。
3.BUN
誤りです。
BUNは腎機能に関係する項目ですが、脱水や蛋白摂取量などにも影響されます。
造影MRI前の腎機能評価では、eGFRがより直接的に用いられます。
4.eGFR
正しいです。
eGFRは腎機能を評価する重要な指標です。
細胞外液性ガドリニウム造影剤は腎排泄性であるため、投与前にeGFRを確認します。
5.白血球数
誤りです。
白血球数は感染や炎症などの評価に用いられます。
ガドリニウム造影剤投与前に確認すべき腎機能項目ではありません。
覚えるポイント
MRI造影剤の投与前確認では、腎機能を意識します。
- 細胞外液性ガドリニウム造影剤:主に腎排泄
- 投与前に確認する項目:eGFR
- 腎機能低下例:造影剤投与の可否や種類を慎重に判断
- 重度腎機能障害:NSFに注意
ALT・ASTは肝機能、白血球数は感染や炎症の評価です。
この問題では、造影MRI前に確認すべき血液検査項目を問うているため、正しい選択肢は
4.eGFR
です。