76AM15第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

診療画像検査学診療画像検査MRI検査

MRCP で高信号に描出されるのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、MRCPで何が高信号に描出されるかを問われています。

MRCP は、強い T2 強調画像を利用して、胆汁や膵液などの液体を高信号に描出する検査です。

解説

MRCP〈Magnetic Resonance Cholangiopancreatography〉は、胆道系や膵管を非侵襲的に描出する MRI 検査です。

基本原理は、静止またはゆっくり流れる液体を高信号に描出することです。

強い T2 強調像では、T2 緩和時間の長い液体成分が高信号になります。胆汁、膵液、囊胞内液などが明るく描出されます。

一方、実質臓器、血管内の流れ、結石、脂肪などは、MRCP の目的画像では高信号として目立たないように抑えられます。

肝囊胞は内部が液体であり、T2 緩和時間が長いため、MRCP で高信号に描出されます。

まず見るポイント
MRCP では「水に近い液体」が白く見えます。
胆汁、膵液、囊胞は高信号、結石は低信号の欠損として見えやすいです。

選択肢の確認

1.誤り。
門脈は血管であり、血流による信号低下や撮像条件の影響を受けます。MRCP で高信号に描出する主対象ではありません。

2.正しい。
肝囊胞は内部が液体であり、T2 緩和時間が長いため、MRCP で高信号に描出されます。

3.誤り。
膵実質は液体ではなく実質組織です。MRCP では膵管内の膵液を高信号に描出するのが目的であり、膵実質が高信号の主対象ではありません。

4.誤り。
総胆管結石は、胆汁の高信号の中に低信号の欠損像として描出されることが多いです。結石そのものが高信号に描出されるわけではありません。

5.誤り。
腸間膜脂肪は脂肪組織です。MRCP では液体を強調し、脂肪は脂肪抑制などで目立ちにくくするため、高信号の主対象ではありません。

覚えるポイント

  • MRCP は 強い T2 強調像を利用します。
  • MRCP では 胆汁・膵液・囊胞内液が高信号です。
  • 結石は高信号の胆汁内で 低信号の欠損として見えやすいです。
  • 実質臓器や脂肪は MRCP の主な高信号対象ではありません。
  • 「MRCP = 液体を白く描出」と覚えると整理しやすいです。

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