78PM39第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

医療安全管理学診療の補助行為に関する安全管理造影剤・放射性医薬品の注入又は投与に関する行為(静脈路・動脈路)

核医学検査に携わる診療放射線技師の行為で誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3.核医学治療用の放射性医薬品を投与する。

この問題のポイント

核医学検査における診療放射線技師の業務範囲を問う問題です。

問題文は「誤っているのはどれか」と聞いています。
つまり、選ぶべきなのは 診療放射線技師の行為として不適切なもの です。

核医学検査に関して、診療放射線技師が行える範囲は拡大しています。
たとえば、検査のための静脈路確保、注入装置の接続、投与終了後の抜針・止血などが含まれます。

しかし、核医学治療用の放射性医薬品の投与 は、検査目的の業務とは区別されます。
したがって、誤っている行為は 3 です。

解説

核医学には、診断目的の核医学検査と、治療目的の核医学治療があります。

診断目的の核医学検査では、放射性医薬品を用いて臓器機能や病変分布を画像化します。
この検査に関する一定の行為については、診療放射線技師が医師の指示のもとで実施できる範囲があります。

一方、核医学治療では、治療目的で放射性医薬品を体内に投与します。
これは診断検査とは位置づけが異なり、診療放射線技師が行う核医学検査の業務範囲として扱いません。

選択肢の確認

1.ガス状の放射性医薬品を吸入させる。
誤りではありません。
肺換気シンチグラフィなどでは、ガス状またはエアロゾル状の放射性医薬品を吸入して検査を行います。
核医学検査に関する行為として扱われます。

2.核医学検査のために静脈路を確保する。
誤りではありません。
核医学検査のための静脈路確保は、診療放射線技師の業務範囲として認められる行為に含まれます。
ただし、実施には医師の指示や施設の手順に従う必要があります。

3.核医学治療用の放射性医薬品を投与する。
これが誤りです。
核医学治療用の放射性医薬品の投与は、診断目的の核医学検査における業務とは区別されます。
診療放射線技師が行う核医学検査の行為としては不適切であり、本問の正答です。

4.放射性医薬品を注入するために装置を接続する。
誤りではありません。
核医学検査で放射性医薬品を注入するために、注入装置を接続する行為は、検査の実施に関係する行為として扱われます。

5.放射性医薬品の投与が終了した後に抜針および止血を行う。
誤りではありません。
検査のための放射性医薬品投与後に、抜針や止血を行うことは、核医学検査に関する業務範囲に含まれます。

覚えるポイント

診療放射線技師の核医学関連業務では、検査治療 を分けて考えます。

  • 核医学検査のための静脈路確保:可能な行為に含まれる
  • 注入装置の接続:可能な行為に含まれる
  • 投与終了後の抜針・止血:可能な行為に含まれる
  • ガス状放射性医薬品の吸入:検査として扱う
  • 核医学治療用放射性医薬品の投与:診療放射線技師の核医学検査業務としては不適切

この問題では「誤っている行為」を選ぶため、正しい選択肢は
3.核医学治療用の放射性医薬品を投与する。
です。

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