78PM18|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射性医薬品と評価項目の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
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正解: 1・3
正答
1.99mTcO4- 唾液腺機能
3.99mTc-HSA-D 消化管出血
この問題のポイント
放射性医薬品と評価項目の組合せを問う問題です。
核医学検査では、薬剤ごとに集積機序や体内分布が異なります。
そのため、「どの薬剤で何を評価するか」を対応させて覚える必要があります。
この問題で正しい組合せは、
- 99mTcO4-:唾液腺機能
- 99mTc-HSA-D:消化管出血
です。
解説
99mTcO4-、つまり過テクネチウム酸イオンは、唾液腺や甲状腺、胃粘膜などに取り込まれます。
唾液腺シンチグラフィでは、唾液腺への取り込みと分泌を観察し、唾液腺機能を評価します。
99mTc-HSA-Dは血管内にとどまりやすい血液プール製剤です。
消化管出血がある場合、血管内から消化管内へ放射能が漏れ出してくるため、出血部位の検出に用いられます。
したがって、正しい選択肢は 1と3 です。
選択肢の確認
1.99mTcO4- 唾液腺機能
正しいです。
99mTcO4-は唾液腺に取り込まれるため、唾液腺機能検査に用いられます。
取り込みだけでなく、刺激後の排泄をみることで機能評価ができます。
2.99mTc-GSA 胆汁の流れ
誤りです。
99mTc-GSAは、肝細胞表面のアシアロ糖タンパク受容体に結合する薬剤です。
肝予備能や肝受容体機能の評価に用いられます。
胆汁の流れを評価する薬剤ではありません。
3.99mTc-HSA-D 消化管出血
正しいです。
99mTc-HSA-Dは血液プール製剤で、血管内に存在します。
消化管出血があると消化管内へ漏出するため、消化管出血の検出に用いられます。
4.99mTc-PMT 肝受容体
誤りです。
99mTc-PMTは肝胆道系に排泄される薬剤で、胆汁の流れや胆道系の評価に用いられます。
肝受容体を評価するのは99mTc-GSAです。
5.99mTc-スズコロイド 異所性胃粘膜
誤りです。
99mTc-スズコロイドは肝臓・脾臓・骨髄などの網内系に取り込まれ、肝脾シンチグラフィなどに用いられます。
異所性胃粘膜の検出には、胃粘膜に集積する99mTcO4-が用いられます。
覚えるポイント
薬剤と評価項目は、次のようにセットで覚えます。
- 99mTcO4-:甲状腺、唾液腺、胃粘膜
- 99mTc-GSA:肝受容体、肝予備能
- 99mTc-HSA-D:血液プール、消化管出血
- 99mTc-PMT:肝胆道系、胆汁の流れ
- 99mTc-スズコロイド:網内系、肝臓・脾臓・骨髄
この問題は2つ選ぶ問題なので、正しい選択肢は
1.99mTcO4- 唾液腺機能
3.99mTc-HSA-D 消化管出血
です。