78AM82|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
エックス線撮影機器学X線撮影機器品質・安全管理
不変性試験で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.機器の構成要素の性能変化の早期発見をする。
問題のポイント
医療機器の品質管理試験には、目的の異なる複数の試験があります。
代表的には、
- 受入試験
- 状態試験
- 不変性試験
があります。
このうち不変性試験は、装置の性能が時間の経過とともに変化していないかを継続的に確認する試験です。
なぜ3が正しいか
不変性試験の目的は、機器の性能低下や構成要素の変化を早期に発見することです。
装置は使用を続けるうちに、
- 検出器の感度変化
- X線出力の変動
- 表示系の劣化
- 幾何学的位置のずれ
- 画像ノイズの増加
- 再構成条件や線量の変動
などが生じることがあります。
不変性試験を定期的に行うことで、これらの変化を早期に見つけ、患者安全と画像品質を維持できます。
したがって、3.機器の構成要素の性能変化の早期発見をする、が正しいです。
他の選択肢との区別
1.契約仕様を満たしているかを確認する。
誤りです。
これは主に受入試験の目的です。装置導入時に、契約仕様や要求性能を満たしているか確認します。
2.特定の時点における機器の性能を確認する。
誤りです。
これは状態試験に近い考え方です。ある時点での装置性能を総合的に確認します。
3.機器の構成要素の性能変化の早期発見をする。
正しいです。
不変性試験は、基準状態からの性能変化を定期的に確認し、異常を早期に発見するために行います。
4.既存の機器に大幅な改造が行われた後に実施する。
誤りです。
大幅な改造後には、受入試験や状態試験に相当する確認が必要になります。不変性試験の基本的な目的とは異なります。
5.製品が必要な品質を満たしているか否かを確認する。
誤りです。
これは製品の品質確認や受入試験に近い内容です。不変性試験は、日常・定期的に性能変化を監視する試験です。
覚えるポイント
品質管理試験は目的で覚えます。
- 受入試験:導入時に契約仕様・性能を満たすか確認
- 状態試験:特定時点での装置性能を確認
- 不変性試験:基準状態からの性能変化を定期的に確認
- 不変性試験の目的:性能変化の早期発見
本問では、不変性試験の目的を正しく述べている3が正答です。