76AM8第76回 診療放射線技師国家試験 過去問

エックス線撮影機器学X線撮影機器品質・安全管理

JIS で規定する透視用 X 線装置の基本性能で正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、透視用 X 線装置の基本性能に関する JIS の代表的な数値を確認します。

特に重要なのは、透視中の患者線量に直結する 空気カーマ率です。

解説

透視用 X 線装置では、透視を継続しながら観察を行うため、患者の被ばく管理が重要です。

そのため、透視時の線量率には制限が設けられています。

通常透視における最大空気カーマ率は、50 mGy・min-1 とされています。

空気カーマ率は、単位時間あたりに空気中で与えられる放射線量を表す量です。透視では検査時間が長くなるほど線量が増えるため、最大空気カーマ率を理解しておくことは、線量管理の基本になります。

国家試験ではここを押さえる
透視用 X 線装置では、通常透視の最大空気カーマ率 50 mGy・min-1 が頻出ポイントです。

選択肢の確認

1.誤り。
圧迫筒の圧迫力について、20 N を超えてはならないという記述は適切ではありません。20 N は非常に小さい値であり、透視用 X 線装置の基本性能として問われる代表的な上限値ではありません。

2.誤り。
150 kg の負荷質量で正常に動作しなければならない、という記述はこの設問で問われる透視用 X 線装置の基本性能としては適切ではありません。患者支持器や寝台の耐荷重と、透視線量率の基本性能を混同しないようにします。

3.正しい。
通常透視の最大空気カーマ率は 50 mGy・min-1 です。透視中の患者線量を制限するために重要な規定です。

4.誤り。
装置が発する騒音について、3 秒以上で 50 dB を超えてはいけないという記述は適切ではありません。騒音に関する数値の取り違えです。

5.誤り。
透視用積算タイマは、透視時間を管理し、長時間透視を防ぐための機構です。10 分を超えた時点で警告音という記述は適切ではありません。透視時間管理では、より短い間隔で注意喚起する考え方が重要です。

覚えるポイント

  • 透視では、患者被ばくが時間とともに増加します。
  • 線量管理では 空気カーマ率を確認します。
  • 通常透視の最大空気カーマ率は 50 mGy・min-1 です。
  • 積算タイマは、長時間透視を防ぐための安全機構です。
  • 国家試験では、透視装置の線量率、タイマ、安全機構の数値が狙われます。

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