78AM49|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要細胞と組織組織の種類
食道と同じ上皮組織を持つ臓器はどれか。
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正解: 5
正答
5.肛門
問題のポイント
消化管の上皮は、部位によって異なります。
食道は、食物が通過するときの摩擦に耐える必要があるため、重層扁平上皮で覆われています。
本問では、食道と同じタイプの上皮を持つ部位を選びます。
なぜ肛門が正しいか
食道の粘膜上皮は、非角化重層扁平上皮です。
重層扁平上皮は、摩擦や機械的刺激に強い上皮です。
肛門管の下部から肛門周囲にかけても、重層扁平上皮がみられます。
排便時の機械的刺激に耐える必要があるためです。
したがって、食道と同じ上皮組織を持つ臓器として、5.肛門が正しいです。
他の選択肢との区別
1.胃
誤りです。
胃は単層円柱上皮で覆われています。粘液を分泌し、胃酸から粘膜を保護します。
2.十二指腸
誤りです。
十二指腸は単層円柱上皮です。吸収や分泌に関わり、絨毛や腸腺を持ちます。
3.回腸
誤りです。
回腸も小腸の一部で、単層円柱上皮です。栄養吸収に適した上皮構造を持ちます。
4.結腸
誤りです。
結腸は単層円柱上皮です。水分吸収や粘液分泌に関係します。
5.肛門
正しいです。
肛門管下部から肛門部は重層扁平上皮で、食道と同じく機械的刺激に強い上皮です。
覚えるポイント
消化管上皮は、機能で覚えると整理しやすいです。
- 食道:重層扁平上皮、摩擦に強い
- 胃:単層円柱上皮、粘液分泌
- 小腸:単層円柱上皮、吸収
- 結腸:単層円柱上皮、水分吸収・粘液分泌
- 肛門:重層扁平上皮、摩擦に強い
本問では、食道と同じ重層扁平上皮を持つ肛門が正答です。