77AM50第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要生体の防御機構と免疫免疫

ヒトの感染防御機構で獲得免疫に関与するのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 1・3

正答

1、3

この問題のポイント

この問題は 2 つ選べ の問題です。

ヒトの感染防御機構のうち、獲得免疫に深く関与する代表的な器官は、胸腺骨髄です。

胸腺は T 細胞の分化・成熟に関与します。

骨髄は血球産生の場であり、B 細胞の分化・成熟にも関与します。

解説

感染防御機構には、大きく分けて自然免疫獲得免疫があります。

自然免疫は、生まれつき備わっている防御機構です。

皮膚や粘膜によるバリア、好中球やマクロファージによる貪食、補体などが関与します。

一方、獲得免疫は、抗原に特異的に反応し、免疫記憶を形成する防御機構です。

獲得免疫の中心になるのは、リンパ球です。

  • T 細胞:胸腺で成熟する。
  • B 細胞:骨髄で分化・成熟し、抗体産生に関与する。
  • 抗体:B 細胞から分化した形質細胞が産生する。
  • 免疫記憶:再感染時の速やかな反応に関与する。

胸腺と骨髄は、リンパ球の分化・成熟に関わる一次リンパ器官です。

したがって、獲得免疫に関与するものとして、胸腺骨髄を選びます。

ひっかけポイント
口腔、皮膚、消化管は感染防御に重要ですが、主に外界とのバリアとして働きます。
この問題では、獲得免疫に関与する一次リンパ器官である胸腺骨髄を選びます。

自然免疫と獲得免疫の整理

  • 自然免疫:皮膚、粘膜、貪食細胞、補体など。
  • 獲得免疫:T 細胞、B 細胞、抗体、免疫記憶。
  • 胸腺:T 細胞の成熟。
  • 骨髄:血球産生、B 細胞の分化・成熟。

選択肢の確認

1.正しい。
胸腺は T 細胞が分化・成熟する器官です。

T 細胞は細胞性免疫や免疫調節に関与し、獲得免疫に重要です。

2.誤り。
口腔は外界と接する部位であり、唾液、粘膜、常在菌などによる感染防御に関与します。

しかし、この問題で問われる獲得免疫の中心的器官としては適切ではありません。

3.正しい。
骨髄は血球産生の場であり、B 細胞の分化・成熟にも関与します。

B 細胞は抗体産生を担うため、獲得免疫に重要です。

4.誤り。
皮膚は物理的バリアとして感染防御に重要です。

ただし、主に自然免疫・バリア機構としての役割であり、獲得免疫に関与する一次リンパ器官ではありません。

5.誤り。
消化管は粘膜免疫に関与し、感染防御上重要です。

しかし、この問題で選ぶべき獲得免疫の代表的器官は、胸腺と骨髄です。

覚えるポイント

  • 獲得免疫 = T 細胞、B 細胞、抗体、免疫記憶
  • 胸腺 = T 細胞の成熟
  • 骨髄 = 血球産生、B 細胞の分化・成熟
  • 皮膚、口腔、消化管は感染防御に重要だが、主にバリアとして考える。
  • この問題では、1.胸腺3.骨髄 を選ぶ。

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