76PM54|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要細胞と組織細胞の構造と機能
異物や不要物の処理を担う細胞内小器官はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、細胞内小器官の役割が問われています。
異物や不要物の分解・処理を担う代表的な細胞内小器官は リソソームです。
リソソームは、細胞内の「分解処理施設」のような役割を持ちます。
解説
リソソームは、加水分解酵素を含む細胞内小器官です。
細胞内に取り込まれた異物、古くなった細胞内小器官、不要になったタンパク質や脂質などを分解します。
リソソームが関与する代表的な働きには、次のようなものがあります。
- 貪食された異物の分解
- 古くなった細胞内小器官の分解
- 不要物の処理
- オートファジーへの関与
- 細胞内消化
異物を取り込んだ小胞や、不要な細胞成分を包んだ小胞がリソソームと融合すると、リソソーム内の酵素によって内容物が分解されます。
したがって、異物や不要物の処理を担う細胞内小器官は リソソームです。
ひっかけポイント
ゴルジ体は物質の修飾・仕分け、小胞体はタンパク質や脂質の合成に関係します。
「分解」「処理」「不要物」ときたら リソソームを選びます。
選択肢の確認
1.誤り。
小胞体は、粗面小胞体ではタンパク質合成、滑面小胞体では脂質合成や解毒などに関与します。異物や不要物の分解処理を主に担う小器官ではありません。
2.誤り。
ゴルジ体は、タンパク質や脂質を修飾し、細胞内外へ輸送するために仕分ける小器官です。不要物の分解処理の主役ではありません。
3.正しい。
リソソームは加水分解酵素を含み、異物や不要物、古くなった細胞内成分を分解します。
4.誤り。
リボソームはタンパク質合成を行う構造です。異物や不要物の処理を担う小器官ではありません。
5.誤り。
ミトコンドリアは ATP 産生を担う細胞内小器官です。エネルギー代謝に重要ですが、異物や不要物の分解処理の主役ではありません。
覚えるポイント
- リソソームは細胞内の分解処理を担います。
- リソソームには加水分解酵素が含まれます。
- 不要物、異物、古い細胞内小器官の分解に関与します。
- リボソームはタンパク質合成です。
- ミトコンドリアは ATP 産生です。