76AM58|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要細胞と組織細胞の分化と分裂
減数分裂を生じる細胞が存在するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、減数分裂がどこで起こるかを問われています。
減数分裂は、生殖細胞をつくる過程で起こります。
男性では 精巣で精子形成が行われ、その過程で減数分裂が起こります。
解説
減数分裂は、染色体数を半分にする特別な細胞分裂です。
ヒトの体細胞は 46 本の染色体を持ちますが、精子や卵子は 23 本の染色体を持ちます。受精により 23 本ずつが合わさることで、受精卵は再び 46 本の染色体を持ちます。
この染色体数を半分にするために必要なのが 減数分裂です。
男性では、精巣内の精細管で精子形成が行われます。精原細胞から精母細胞、精子細胞を経て精子へ成熟する過程で、一次精母細胞や二次精母細胞が減数分裂を行います。
一方、胸腺、小脳、脾臓、副甲状腺は、生殖細胞を作る臓器ではありません。
ひっかけポイント
「細胞分裂」は多くの組織で起こりますが、減数分裂は生殖細胞を作る場所で起こります。
体細胞分裂と減数分裂を区別します。
選択肢の確認
1.誤り。
胸腺は T リンパ球の分化・成熟に関係するリンパ器官です。減数分裂を行う生殖細胞は存在しません。
2.誤り。
小脳は運動調節に関わる中枢神経系の一部です。神経細胞が生殖細胞を作るわけではありません。
3.正しい。
精巣では精子形成が行われ、その過程で減数分裂が起こります。生殖細胞を産生する臓器です。
4.誤り。
脾臓は免疫や血液の処理に関係するリンパ器官です。減数分裂を行う細胞が存在する場所ではありません。
5.誤り。
副甲状腺は副甲状腺ホルモンを分泌し、カルシウム代謝を調節する内分泌腺です。減数分裂とは関係しません。
覚えるポイント
- 減数分裂は生殖細胞を作る分裂です。
- 男性では 精巣で精子形成が行われます。
- 女性では 卵巣で卵子形成に関係します。
- 体細胞分裂は染色体数を保ち、減数分裂は染色体数を半分にします。
- 減数分裂は、受精後の染色体数を一定に保つために必要です。