78AM40|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要細胞と組織細胞の構造と機能
細胞のエネルギー産生に最も深く関わるのはどれか。
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正解: 4
正答
4.ミトコンドリア
問題のポイント
細胞内には、それぞれ役割の異なる細胞小器官があります。
この問題では、細胞のエネルギー産生、特にATP産生に最も深く関わる細胞小器官を選びます。
なぜミトコンドリアが正しいか
ミトコンドリアは、細胞のエネルギー工場とも呼ばれます。
ミトコンドリアでは、
- クエン酸回路
- 電子伝達系
- 酸化的リン酸化
が行われ、細胞が利用するエネルギーであるATPが効率よく産生されます。
特に酸素を使ってATPを作る好気的エネルギー代謝では、ミトコンドリアが中心的な役割を担います。
したがって、細胞のエネルギー産生に最も深く関わるのは、4.ミトコンドリアです。
他の選択肢との区別
1.核
誤りです。
核はDNAを含み、遺伝情報の保存や遺伝子発現の制御に関わります。
エネルギー産生そのものの中心ではありません。
2.小胞体
誤りです。
粗面小胞体はタンパク質合成・輸送、滑面小胞体は脂質合成や解毒、カルシウム貯蔵などに関わります。
ATP産生の中心ではありません。
3.リボソーム
誤りです。
リボソームはタンパク質合成を行う構造です。
mRNAの情報をもとにアミノ酸をつなげてタンパク質を作ります。
4.ミトコンドリア
正しいです。
酸化的リン酸化によってATPを産生する、エネルギー代謝の中心的な細胞小器官です。
5.Golgi〈ゴルジ〉体
誤りです。
ゴルジ体は、タンパク質や脂質の修飾、仕分け、分泌に関わります。
エネルギー産生の中心ではありません。
覚えるポイント
細胞小器官は役割で覚えると整理しやすいです。
- 核:遺伝情報の保存
- リボソーム:タンパク質合成
- 小胞体:タンパク質・脂質の合成や輸送
- ゴルジ体:修飾・仕分け・分泌
- ミトコンドリア:ATP産生
本問では、細胞のエネルギー産生に最も関わるものなので、正答は4.ミトコンドリアです。