77PM94|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
焦点検出器間距離を 100 cm から 120 cm に変え、その他の条件を同一として X 線撮影を実施した。 受像面の X 線量の倍数で最も近い値はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
X 線量は、焦点からの距離の 2 乗に反比例します。
これは距離の逆二乗則です。
- X 線量 ∝ 1 ÷ 距離²
焦点検出器間距離を 100 cm から 120 cm に伸ばすと、受像面に届く X 線量は減少します。
解説
その他の条件が同一であれば、受像面の X 線量は距離の逆二乗則で比較できます。
最初の焦点検出器間距離を 100 cm、変更後を 120 cm とします。
変更後の X 線量を、変更前の X 線量に対する倍数で求めると、
- 変更後の線量 ÷ 変更前の線量 = 100² ÷ 120²
計算します。
- 100² = 10,000
- 120² = 14,400
したがって、
- 10,000 ÷ 14,400 = 0.694...
最も近い値は 0.69 です。
計算問題のコツ
距離が長くなると線量は減ります。
100 cm から 120 cm にしたときは、100 ÷ 120 を 2 乗します。
なぜ 0.83 ではないのか
100 ÷ 120 = 0.83 ですが、X 線量は距離に単純反比例ではなく、距離の2 乗に反比例します。
そのため、
- 0.83 ではなく
- 0.83² ≒ 0.69
になります。
選択肢の確認
1.正しい。
距離の逆二乗則より、受像面の X 線量は 100² ÷ 120² = 0.694... となります。最も近い値は 0.69 です。
2.誤り。
0.83 は 100 ÷ 120 の値です。X 線量は距離の 2 乗に反比例するため、さらに 2 乗する必要があります。
3.誤り。
1.20 は距離が 100 cm から 120 cm になった比です。距離が長くなると線量は増えるのではなく減少します。
4.誤り。
1.44 は 120² ÷ 100² に相当します。これは距離が長くなったことによる逆二乗則を逆に扱った値です。
5.誤り。
2.00 は今回の距離変化から求める値ではありません。100 cm から 120 cm への変更で線量が 2 倍になることはありません。
覚えるポイント
- X 線量は距離の 2 乗に反比例します。
- 距離が長くなると、受像面線量は減少します。
- 100 cm から 120 cm では、線量比は 100² ÷ 120² です。
- 計算結果は 約 0.69 倍です。
- 距離の比だけでなく、必ず2 乗することを忘れないようにします。