77PM50第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要保健高齢者保健

老年症候群の特徴で誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題は、老年症候群の特徴として誤っているものを選ぶ問題です。

老年症候群では、転倒、嚥下障害、認知障害、歩行障害、低栄養、体重減少、失禁、せん妄などが重要です。

解説

老年症候群とは、高齢者に多くみられ、単一の疾患だけでは説明しにくい症状や状態の総称です。

加齢に伴う身体機能低下、認知機能低下、複数疾患、薬剤の影響、社会的要因などが重なって生じます。

代表的な老年症候群には、転倒、骨折、歩行障害、嚥下障害、尿失禁、便秘、認知障害、せん妄、低栄養、褥瘡、フレイル、サルコペニアなどがあります。

栄養面では、食欲低下、嚥下障害、活動量低下、慢性疾患などにより、体重減少や低栄養が問題になりやすいです。

したがって、老年症候群の特徴として「体重増加」は典型的ではなく、誤っているものとして 3 を選びます。

ひっかけポイント
高齢者では「体重変化」が重要ですが、老年症候群として問題になりやすいのは体重減少・低栄養です。
体重増加を老年症候群の代表的特徴として選ばないようにします。

選択肢の確認

1.正しい特徴です。
転倒は老年症候群の代表です。筋力低下、バランス障害、視力低下、薬剤、認知障害などが関与し、骨折や寝たきりにつながることがあります。

2.正しい特徴です。
嚥下障害は高齢者で重要な問題です。誤嚥性肺炎、低栄養、脱水の原因になるため、医療安全や介護の面でも注意が必要です。

3.誤り。
老年症候群では、体重増加よりも体重減少、低栄養、フレイルが問題となりやすいです。したがって、老年症候群の特徴として誤っているものはこれです。

4.正しい特徴です。
認知障害は老年症候群の重要な要素です。服薬管理、転倒リスク、せん妄、生活機能低下にも関係します。

5.正しい特徴です。
歩行障害は、筋力低下、関節疾患、神経疾患、バランス障害などにより生じます。転倒や活動性低下、フレイルにつながる重要な老年症候群です。

覚えるポイント

  • 老年症候群は、高齢者に多い複合的な症状・状態の総称です。
  • 代表は、転倒、嚥下障害、認知障害、歩行障害、失禁、低栄養です。
  • 栄養面では、体重減少や低栄養が問題になりやすいです。
  • 体重増加は老年症候群の代表的特徴ではありません。
  • 老年症候群は、疾患名だけでなく生活機能低下として捉えることが重要です。

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