77PM49第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要疾病と障害の基礎脳・神経系

脳実質から発生する腫瘍で正しいのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

脳腫瘍では、脳実質内から発生する腫瘍と、脳実質外から発生する腫瘍を区別します。

膠芽腫はグリア細胞由来の悪性腫瘍で、脳実質から発生します。

解説

脳実質とは、大脳、小脳、脳幹などの神経組織そのものを指します。

膠芽腫は、星細胞系のグリア細胞に由来する悪性度の高い腫瘍です。脳実質内に浸潤性に発育し、成人の悪性脳腫瘍として重要です。

一方、髄膜腫は髄膜から発生する腫瘍で、脳実質外腫瘍です。神経鞘腫は末梢神経の Schwann 細胞由来で、聴神経鞘腫が代表的です。下垂体腺腫はトルコ鞍部の下垂体から発生し、頭蓋咽頭腫は Rathke 嚢遺残に由来する腫瘍です。

これらは脳実質そのものから発生する腫瘍ではありません。

画像診断でのポイント
脳腫瘍では、まず脳実質内腫瘍か、脳実質外腫瘍かを考えます。
実質外腫瘍では、硬膜付着、髄膜尾、脳実質の圧排などが手がかりになります。

選択肢の確認

1.正しい。
膠芽腫はグリア細胞由来の悪性腫瘍で、脳実質から発生します。浸潤性が強く、周囲浮腫や壊死、リング状増強などを示すことがあります。

2.誤り。
髄膜腫は髄膜から発生する腫瘍です。多くは脳実質外に存在し、硬膜に付着して発育します。

3.誤り。
神経鞘腫は神経鞘の Schwann 細胞由来です。代表例は前庭神経鞘腫で、小脳橋角部腫瘍として知られます。脳実質由来ではありません。

4.誤り。
下垂体腺腫は下垂体前葉などから発生する腫瘍です。トルコ鞍部に生じ、脳実質から発生する腫瘍ではありません。

5.誤り。
頭蓋咽頭腫は Rathke 嚢遺残に由来する腫瘍で、鞍上部に発生しやすいです。脳実質そのものから発生する腫瘍ではありません。

覚えるポイント

  • 膠芽腫は脳実質から発生するグリア系悪性腫瘍です。
  • 髄膜腫は髄膜由来の脳実質外腫瘍です。
  • 神経鞘腫は Schwann 細胞由来です。
  • 下垂体腺腫は下垂体由来です。
  • 頭蓋咽頭腫は Rathke 嚢遺残由来です。

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