77AM45|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要疾病と障害の基礎消化管、腹壁、腹膜
悪性腫瘍の発生数が最も少ないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、消化管の各部位における悪性腫瘍の発生頻度が問われています。
選択肢の中で悪性腫瘍の発生数が最も少ないのは、小腸です。
食道、胃、結腸、直腸では悪性腫瘍が比較的多くみられますが、小腸原発の悪性腫瘍はまれです。
解説
消化管は口側から肛門側へ連続した管腔臓器ですが、悪性腫瘍の発生頻度は部位によって大きく異なります。
食道がん、胃がん、大腸がんは、臨床で頻度の高い消化管悪性腫瘍です。
大腸がんには、結腸がんと直腸がんが含まれます。
一方、小腸は消化管の中で長い臓器であるにもかかわらず、原発性悪性腫瘍の発生頻度は低いことで知られています。
小腸腫瘍が少ない理由としては、一般に次のような要因が考えられています。
- 内容物の通過が比較的速い。
- 腸内細菌が大腸より少ない。
- 発がん物質との接触時間が短い。
- 免疫機能が関与する。
- 粘膜の再生や環境が大腸と異なる。
ひっかけポイント
小腸は長い臓器なので腫瘍が多そうに見えます。
しかし、悪性腫瘍の発生数は、胃や大腸に比べてかなり少ないことを覚えます。
消化管悪性腫瘍の頻度感
国家試験では、厳密な数値よりも頻度の大小を押さえることが重要です。
- 胃がん:頻度が高い。
- 結腸がん・直腸がん:頻度が高い。
- 食道がん:小腸がんより頻度が高い。
- 小腸がん:消化管悪性腫瘍の中ではまれ。
選択肢の確認
1.誤り。
食道がんは、小腸悪性腫瘍より発生数が多い悪性腫瘍です。
喫煙、飲酒、食道粘膜の慢性刺激などがリスクとして知られます。
2.誤り。
胃がんは、我が国で重要ながんの一つであり、小腸がんより発生数が多いです。
ヘリコバクター・ピロリ感染などが関連します。
3.正しい。
小腸原発の悪性腫瘍は、食道、胃、結腸、直腸と比べて発生数が少ないです。
したがって、この選択肢が正答です。
4.誤り。
結腸がんは大腸がんの一部であり、発生数が多い悪性腫瘍です。
小腸がんより頻度が高いです。
5.誤り。
直腸がんも大腸がんの一部であり、臨床でよくみられる悪性腫瘍です。
小腸がんより発生数が多いです。
覚えるポイント
- 消化管悪性腫瘍の中で、小腸がんはまれ。
- 胃がん、結腸がん、直腸がんは頻度が高い。
- 食道がんも小腸がんより頻度が高い。
- 小腸は長い臓器だが、悪性腫瘍の発生数は少ない。
- この問題では、3.小腸を選ぶ。