77AM44第77回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要脳、神経中枢神経

灰白質はどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、中枢神経の構造が 灰白質白質 かを区別します。

正しいのは、被殻です。

被殻は大脳基底核の一部で、神経細胞体が多く集まる灰白質です。

解説

中枢神経では、神経細胞体が多い部分を灰白質、神経線維が多い部分を白質といいます。

大脳皮質や基底核、視床などは灰白質です。

一方、内包、脳梁、前交連、放線冠などは神経線維の通り道であり、白質に分類されます。

被殻は、尾状核、淡蒼球などとともに大脳基底核を構成する深部灰白質です。

運動調節に関わる重要な構造で、CT や MRI では脳深部の解剖を理解するうえで頻出です。

ひっかけポイント
「脳の深部にある構造」はすべて白質ではありません。
被殻、尾状核、淡蒼球、視床は深部にある灰白質です。

灰白質と白質の整理

灰白質には、神経細胞体が多く含まれます。

白質には、有髄神経線維が多く含まれます。

代表例を整理します。

  • 灰白質:大脳皮質、被殻、尾状核、淡蒼球、視床
  • 白質:内包、脳梁、前交連、放線冠

選択肢の確認

1.誤り。
内包は、大脳皮質と脳幹・脊髄を結ぶ投射線維が通る白質です。

灰白質ではありません。

2.誤り。
脳梁は、左右の大脳半球を連絡する交連線維からなる白質です。

灰白質ではありません。

3.正しい。
被殻は大脳基底核の一部で、神経細胞体が集まる深部灰白質です。

したがって、この選択肢が正答です。

4.誤り。
前交連は、左右の大脳半球を連絡する神経線維束です。

白質に分類されます。

5.誤り。
放線冠は、大脳皮質へ向かう、または大脳皮質から出る投射線維が扇状に広がる白質です。

灰白質ではありません。

覚えるポイント

  • 灰白質 = 神経細胞体が多い部分
  • 白質 = 神経線維が多い部分
  • 被殻は大脳基底核の一部で、灰白質である。
  • 内包、脳梁、前交連、放線冠は白質である。
  • 深部構造では、被殻・尾状核・淡蒼球・視床を灰白質として覚える。

関連問題

77AM4377AM45
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)