76AM61|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要呼吸器、胸郭、胸壁、胸膜、乳房胸郭、胸壁、乳房の構造と機能
縦隔に存在する構造物はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、縦隔に含まれる構造物を選びます。
縦隔は、左右の肺に挟まれた胸腔中央部の領域です。
選択肢の中で縦隔に存在する代表的構造物は 上大静脈です。
解説
縦隔は、胸腔内で左右の肺と胸膜腔に挟まれた中央の領域です。
縦隔には、心臓、大血管、気管、食道、胸腺、リンパ節、神経などが含まれます。
代表的な縦隔内構造は次の通りです。
- 心臓
- 上大静脈
- 大動脈弓
- 胸部大動脈
- 肺動脈
- 気管
- 食道
- 胸腺
- 迷走神経
- 横隔神経
- 胸管
- 縦隔リンパ節
上大静脈は、左右の腕頭静脈が合流して形成され、右心房へ流入します。胸腔中央部を走行するため、縦隔内の構造物です。
一方、肺は縦隔を左右から挟む臓器であり、縦隔そのものに含まれるわけではありません。
ひっかけポイント
「胸の中にあるもの」すべてが縦隔ではありません。
肺は胸腔内にありますが、縦隔ではなく左右の胸膜腔側にある臓器です。
選択肢の確認
1.誤り。
胃は腹腔内臓器であり、横隔膜より下にあります。縦隔に存在する構造物ではありません。
2.誤り。
肺は胸腔内にありますが、縦隔に含まれる構造物ではありません。縦隔は左右の肺の間の領域です。
3.誤り。
甲状腺は頸部前面に存在する内分泌腺です。胸骨後甲状腺腫のように縦隔へ進展することはありますが、通常の甲状腺は縦隔構造物ではありません。
4.誤り。
大胸筋は胸壁の表層にある骨格筋です。胸腔内中央部の縦隔にある構造物ではありません。
5.正しい。
上大静脈は縦隔内を走行し、右心房へ流入する大静脈です。縦隔に存在する構造物として適切です。
覚えるポイント
- 縦隔は左右の肺の間にある胸腔中央部です。
- 縦隔には、心臓、大血管、気管、食道、胸腺、胸管、神経、リンパ節が含まれます。
- 上大静脈は縦隔内構造物です。
- 肺は縦隔の外側にある臓器であり、縦隔そのものには含まれません。
- 胃は腹腔内、甲状腺は頸部、大胸筋は胸壁の構造です。