77PM41|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要血液・造血器・リンパ系血液・造血器・リンパ系の構造と機能
成人女性の基準値より低い値の血液検査項目はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
成人女性の血液検査では、貧血の評価に関わる項目を中心に確認します。
この中で明らかに基準値より低いのは、ヘモグロビン 8.0 g/dLです。
解説
ヘモグロビンは、赤血球内に存在し、酸素を運搬する蛋白です。
成人女性のヘモグロビン基準値は施設差がありますが、一般におよそ 12〜16 g/dL 程度です。したがって、8.0 g/dL は明らかに低値であり、貧血を示します。
赤血球数 400 万/µL、ヘマトクリット 40.0%、白血球数 5,000/µL、血小板数 20 万/µL は、成人女性の一般的な基準範囲内または大きく外れない値です。
まず見るポイント
血液検査では、赤血球系、白血球系、血小板系を分けて考えます。
貧血を判断するうえで最も直接的に見やすいのは ヘモグロビン値です。
選択肢の確認
1.誤り。
赤血球数 400 万/µL は、成人女性では一般的な基準範囲内に入ることが多い値です。明らかな低値とはいえません。
2.正しい。
ヘモグロビン 8.0 g/dL は成人女性の基準値より明らかに低く、貧血を示す値です。息切れ、動悸、めまい、易疲労感などの症状につながることがあります。
3.誤り。
ヘマトクリット 40.0%は、成人女性の基準範囲内に入ることが多い値です。ヘマトクリットは血液中に赤血球が占める割合を示します。
4.誤り。
白血球数 5,000/µL は、一般的な基準範囲内の値です。感染、炎症、骨髄抑制などの評価で用いられますが、この値は低値ではありません。
5.誤り。
血小板数 20 万/µL は、一般的な基準範囲内の値です。血小板は止血に関わり、著明な低下では出血傾向が問題になります。
覚えるポイント
- 成人女性のヘモグロビンは、およそ 12〜16 g/dL 程度が目安です。
- ヘモグロビン 8.0 g/dL は明らかな低値です。
- 赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットは貧血評価で重要です。
- 白血球は感染・炎症、血小板は止血機能の評価に関係します。
- 血液検査では、各項目の単位とおおまかな基準範囲をセットで覚えます。