76AM18|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
超音波検査で臓器と走査法の組合せで正しいのはどれか。 2 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1・3
正答
1、3
この問題のポイント
この問題では、腹部超音波検査における 臓器の位置と 基本走査法の組合せが問われています。
「2 つ選べ。」なので、正しい組合せを 2 つ選びます。
正しい組合せは次の 2 つです。
- 膵臓 心窩部横走査
- 脾臓 左肋間走査
解説
腹部超音波検査では、臓器の位置に合わせてプローブを当てる部位と走査方向を選びます。
膵臓は胃の後方、上腹部の深部に横走する臓器です。膵体部や膵尾部は、心窩部からの横走査で観察しやすくなります。胃内ガスが妨げになることがあるため、体位変換や圧迫を併用することもあります。
脾臓は左上腹部、左横隔膜下に位置します。肋骨に囲まれているため、左肋間からプローブを当てる 左肋間走査が基本です。
一方、胆囊は通常、右季肋部から観察します。肝臓 S2 は左葉外側区域なので、心窩部や左肋間から観察しやすい部位です。肝臓 S5 は右葉前区域で、右季肋部や右肋間からの観察が基本になります。
まず見るポイント
腹部超音波では、臓器の解剖学的位置を思い出します。
右上腹部の臓器は右季肋部・右肋間、左上腹部の臓器は左季肋部・左肋間、正中上腹部の臓器は心窩部から観察します。
選択肢の確認
1.正しい。
膵臓は上腹部深部に横走する臓器です。心窩部横走査は、膵臓を描出する基本的な走査法です。
2.誤り。
胆囊は肝下面にあり、主に右季肋部や右肋間から観察します。左季肋部縦走査は胆囊の基本走査として適切ではありません。
3.正しい。
脾臓は左上腹部、左横隔膜下にあります。肋骨の間から観察する左肋間走査が適しています。
4.誤り。
肝臓 S2 は左葉外側区域にあります。右肋間走査よりも、心窩部や左肋間からの観察が基本になります。
5.誤り。
肝臓 S5 は右葉前区域にあります。心窩部縦走査よりも、右季肋部や右肋間から観察しやすい部位です。
覚えるポイント
- 膵臓は心窩部横走査で観察します。
- 脾臓は左肋間走査で観察します。
- 胆囊は右季肋部または右肋間から観察します。
- 肝 S2は左葉外側区域で、心窩部・左肋間から観察しやすいです。
- 肝 S5は右葉前区域で、右季肋部・右肋間から観察しやすいです。