116C64|第116回 医師国家試験 過去問
内科系腎・泌尿器急性腎障害・電解質
入院時に採取された血液培養は、好気・嫌気ともに陽性となった。血培ボトル内容液のグラム染色ではグラム陰性桿菌が認められた。最も可能性が高いのはどれか。

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正解: c
正解
c Escherichia coli
病態の流れ
前問から、病態は尿路感染症、急性腎盂腎炎からの敗血症と考えます。
このとき最も頻度が高い起炎菌は**Escherichia coli〈大腸菌〉**です。
さらに、血液培養ではグラム陰性桿菌が検出されています。
この情報とも最もよく合うのが大腸菌です。
各選択肢の検討
a Candida albicans
誤りです。真菌であり、グラム陰性桿菌ではありません。b Enterococcus faecalis
誤りです。グラム陽性球菌です。c Escherichia coli
正しいです。尿路感染症の起炎菌として最も典型的で、グラム陰性桿菌です。d Neisseria gonorrhoeae
誤りです。グラム陰性ですが球菌であり、尿路敗血症の文脈でも典型ではありません。e Pseudomonas aeruginosa
誤りではありませんが、一般的な市中発症の尿路感染では大腸菌のほうが圧倒的に多いです。
緑膿菌は院内感染、尿路カテーテル留置、基礎疾患、抗菌薬曝露などで目立ちます。
ひっかけポイント
- 「グラム陰性桿菌」だけ見ると緑膿菌も候補に見えます。
- しかし、設問は最も可能性が高いものを問っています。
- 尿路感染症の基本は、まず大腸菌です。
覚えるポイント
- 急性腎盂腎炎の起炎菌で最多なのは大腸菌。
- 血培でグラム陰性桿菌なら、臨床文脈と合わせて大腸菌を第一に考えます。