116B21|第116回 医師国家試験 過去問
内科系感染症中枢神経感染
脳脊髄液検査結果を評価する際、脳脊髄液の検査結果と血液の検査結果を比較すべきものはどれか。
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正解: b
正解
b グルコース
解説
脳脊髄液検査で、血液検査の値とあわせて評価する代表が グルコース です。
脳脊髄液中の糖は、通常は同時血糖のおよそ 60〜70%程度を目安に考えます。
そのため、脳脊髄液のグルコース値だけを単独でみるのではなく、同時採血した血糖値と比較して判断することが重要です。
なぜ比較が必要か
細菌性髄膜炎や結核性髄膜炎などでは、脳脊髄液糖が低下します。
この低下が本当に異常かどうかは、その時点の血糖値を知らないと正確に評価できません。
他の選択肢
- a アルブミン
血液脳関門評価などで血清との関係をみることはありますが、一般的な脳脊髄液初期評価でまず比較する代表はグルコースです。 - c 好中球数
脳脊髄液中の細胞数そのものを評価します。 - d 蛋白
絶対値で評価するのが基本です。 - e 白血球数
これも脳脊髄液中の細胞数をそのまま評価します。
覚えるポイント
- 脳脊髄液糖は同時血糖と比較する
- 目安は 脳脊髄液糖 / 血糖 ≒ 0.6 前後
- 細菌性髄膜炎では 脳脊髄液糖低下 が重要です