34PM84|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
柔道整復理論・外傷学骨折各論下腿・足趾骨折
下腿骨骨幹部骨折に伴う尖足位拘縮の原因で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、下腿骨骨幹部骨折後に起こる尖足位拘縮の原因が問われています。
「誤っているのはどれか」なので、尖足位拘縮の原因として適切でないものを選びます。
解説
尖足位拘縮は、足関節が底屈位で固まり、背屈しにくくなる状態です。下腿骨骨幹部骨折では、固定肢位や神経・筋損傷が原因になります。
腓腹筋損傷や下腿後面筋群の瘢痕化があると、足関節を底屈方向に引き、尖足位拘縮の原因になります。総腓骨神経麻痺では背屈筋群が働きにくくなり、足関節底屈位が残りやすくなります。また、足関節を底屈位で固定すると、そのまま拘縮につながります。
一方、膝関節屈曲位固定は腓腹筋をゆるめる方向に働くため、尖足位拘縮の直接的原因としては適切ではありません。
固定で見るポイント
下腿骨骨幹部骨折では、足関節を不適切な底屈位で固定しないことが重要です。固定中から足趾運動、循環、神経症状、疼痛を確認します。
選択肢の確認
1.腓腹筋損傷
原因となります。
腓腹筋損傷や瘢痕化があると、足関節を底屈方向に引く力が残り、尖足位拘縮の原因となります。
2.総腓骨神経麻痺
原因となります。
総腓骨神経麻痺では足関節背屈筋群が麻痺し、背屈が困難になります。足関節底屈位が残りやすく、尖足位拘縮につながることがあります。
3.膝関節屈曲位固定
正答。原因としては誤り。
膝関節屈曲位では腓腹筋がゆるみやすく、尖足位拘縮を直接起こす原因としては適切ではありません。問題で問われる誤った選択肢です。
4.足関節底屈位固定
原因となります。
足関節を底屈位で固定すると、下腿後面筋群や足関節周囲軟部組織が短縮し、尖足位拘縮を起こしやすくなります。
覚えるポイント
- 尖足位拘縮は足関節底屈位で固まる状態。
- 腓腹筋損傷、総腓骨神経麻痺、足関節底屈位固定は原因となる。
- 膝関節屈曲位固定は尖足位拘縮の直接原因としては適切でない。
- 固定肢位の不良は後療法に大きく影響する。