119D064第119回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

顎口腔領域で微小血管吻合が必要なのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: c・e

正答

c、e

この問題のポイント

前腕皮弁腹直筋皮弁は、栄養血管を切離して移植する遊離皮弁であり、移植床の血管との微小血管吻合が必要です。

解説

顎口腔再建に用いる皮弁は、有茎皮弁と遊離皮弁に分けられます。

有茎皮弁は栄養血管をつないだまま移動するため、通常は移植床での微小血管吻合を必要としません。遊離皮弁は血管柄を切離して欠損部へ移植し、動脈・静脈を顕微鏡下で吻合して血流を再建します。

前腕皮弁は薄く柔軟で口腔内軟組織再建に適し、腹直筋皮弁は比較的大きな軟組織量を必要とする欠損に利用されます。

選択肢の確認

a.DP 皮弁
誤り。
DP皮弁は内胸動脈穿通枝を栄養源とする有茎皮弁で、通常は微小血管吻合を必要としません。

b.前額皮弁
誤り。
前額皮弁は血管柄を保った有茎皮弁として移動するため、通常は微小血管吻合を行いません。

c.前腕皮弁
正しい。
前腕皮弁は遊離皮弁として採取し、移植床の血管と微小血管吻合を行います。

d.大胸筋皮弁
誤り。
大胸筋皮弁は胸肩峰動脈を血管柄とする代表的な有茎筋皮弁です。

e.腹直筋皮弁
正しい。
腹直筋皮弁は遊離皮弁として用いられ、深下腹壁血管などを移植床血管へ吻合します。

覚えるポイント

  • 遊離皮弁には微小血管吻合が必要です。
  • 前腕皮弁と腹直筋皮弁は遊離皮弁です。
  • DP皮弁・前額皮弁・大胸筋皮弁は代表的な有茎皮弁です。

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