119D031|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
3 歳児の歯科診療において保護者が同席する利点で正しいのはどれか。 1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
3歳児では保護者の存在が安心感につながり、診療環境への適応を助けることがあります。最も明確な利点は患児の精神的安定です。
解説
幼児の歯科診療では、発達段階、過去の医療経験、不安の程度、保護者との関係を踏まえて行動調整を行います。初診や不安の強い患児では、保護者がそばにいることで安全基地となり、安心して診療を受けやすくなることがあります。
一方、保護者の同席が常にチェアタイムを短縮するとは限らず、保護者の不安や過度な介入が患児の行動へ影響する場合もあります。歯科医療者は患児本人へ分かりやすく声をかけ、保護者とも役割を共有します。
選択肢の確認
a.患児が精神的に安定する。
正しい。
保護者の同席は、特に低年齢児で分離不安を軽減し、精神的安定につながることがあります。
b.チェアタイムの短縮に繋がる。
誤り。
同席によって安心する場合はありますが、説明や介入の増加で診療時間が長くなることもあり、必ず短縮するとはいえません。
c.治療内容の説明が省略できる。
誤り。
治療内容、利益、不利益、代替方法などの説明は省略できません。保護者への説明と同意が必要です。
d.保護者の口腔内環境が改善される。
誤り。
同席だけで保護者自身の口腔内環境が直接改善するわけではありません。
e.患児との良好なラポールが形成できる。
誤り。
良好なラポールは歯科医療者と患児の直接的な関わりで形成します。保護者同席は助けになる場合もありますが、それ自体が必ずラポール形成をもたらすとは限りません。
覚えるポイント
- 低年齢児では保護者同席が安心感につながることがあります。
- 患児本人にも発達段階に応じて説明します。
- 同席の効果は患児・保護者・診療内容に応じて判断します。