119C024|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
左側下顎骨関節突起骨折で小骨片の脱臼を伴う場合にみられるのはどれか。 2 つ選べ。
2つ選択
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正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
左側関節突起骨折で患側下顎枝が短縮すると、下顎正中は左側へ偏位し、左側歯列に交叉咬合が生じ得ます。
解説
関節突起骨折では、骨折側の下顎枝高が低下し、外側翼突筋の牽引や咬合の変化によって下顎が患側へ偏位します。片側性では、開口時の患側偏位、患側臼歯部の早期接触、反対側の開咬などを確認します。
小骨片の脱臼を伴う場合は偏位が大きくなることがあり、咬合、開口量、下顎運動、画像上の骨片位置を統合して治療方針を決めます。
選択肢の確認
a.骨片呼吸
誤り。
骨片呼吸は胸郭の動揺性骨折でみられる所見で、下顎関節突起骨折の所見ではありません。
b.前歯部開咬
誤り。
前歯部開咬は両側性関節突起骨折などで生じやすく、片側性骨折の代表所見ではありません。
c.右側臼歯部早期接触
誤り。
早期接触は通常、患側である左側臼歯部に生じやすく、右側ではありません。
d.下顎正中の左側偏位
正しい。
左側下顎枝高の低下により、下顎正中は左側へ偏位します。
e.左側歯列の交叉咬合
正しい。
下顎全体の患側偏位によって左側歯列に交叉咬合が生じることがあります。
覚えるポイント
- 片側関節突起骨折では下顎が患側へ偏位します。
- 患側早期接触と反対側開咬を確認します。
- 両側性では前歯部開咬が生じやすくなります。