119C001|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
永久歯歯根吸収の原因となり得るのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
隣接する埋伏歯は、萌出方向や位置によって隣在永久歯の歯根に持続的な圧力を加え、外部歯根吸収を起こすことがあります。
解説
永久歯の歯根吸収には、外傷、矯正力、炎症、腫瘍・嚢胞、埋伏歯による圧迫などが関与します。埋伏歯の歯冠が隣在歯根に接近すると、圧迫部で破歯細胞が活性化し、外部吸収が進行することがあります。
小児・矯正領域では、永久歯の萌出遅延や位置異常を認めたときに、隣在歯根との位置関係をエックス線画像や歯科用コーンビームCTで確認することが重要です。
選択肢の確認
a.隣接する埋伏歯
正しい。
隣接する埋伏歯の圧迫は、永久歯に外部歯根吸収を生じさせる代表的な原因です。
b.歯肉の線維性肥厚
誤り。
歯肉の線維性肥厚は萌出障害の原因にはなりますが、隣接永久歯の歯根を直接吸収させる代表的原因ではありません。
c.隣在歯の骨性癒着
誤り。
骨性癒着はその歯自身の萌出停止や低位をもたらしますが、隣在永久歯の歯根吸収を直接起こす所見ではありません。
d.乳歯歯根の吸収不全
誤り。
乳歯歯根の吸収不全は後継永久歯の萌出遅延や萌出方向の異常に関与しますが、永久歯歯根吸収の典型的原因ではありません。
e.乳歯萌出方向の異常
誤り。
乳歯の萌出方向異常は乳歯列の位置異常に関係しますが、永久歯歯根吸収を直接説明しません。
覚えるポイント
- 埋伏歯は隣在歯の外部歯根吸収を起こすことがあります。
- 萌出障害では埋伏歯と隣在歯根の位置関係を確認します。
- 外傷・炎症・矯正力・腫瘍や嚢胞も歯根吸収の原因になります。