119B020|第119回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
【厚生労働省では採点除外・本アプリで学習用正答を設定】 哺乳齲蝕の初発部位はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答(本アプリの学習用判定)
b
この正答は厚生労働省の公式正答ではありません。
公式の取扱い
厚生労働省は本問を「採点対象から除外する。」とし、理由を「問題としては適切であるが、受験者レベルでは難しすぎるため。」と公表しています。公式正答値表は空欄です。上記の答えは、問題自体は適切とする公式判断と標準的知見を基に、本アプリが学習用に設定したものです。
解説
日本の標準的小児歯科学では、哺乳齲蝕は長時間・夜間哺乳で乳汁が停滞しやすい上顎乳前歯口蓋側の脱灰から始まることが多いと整理される。その定義を優先し、学習用判定は上顎乳前歯口蓋面とする。
ただし、一般的なearly childhood cariesの早期発見部位を上顎乳前歯唇側面の歯頸部白斑とする資料も多い。厚生省の一般的乳幼児齲蝕手引きも、上顎乳中・側切歯の隣接面および唇側面歯頸部を好発部位とする。『哺乳齲蝕固有の初発面』と『ECC一般の好発・早期発見面』の用語・観察条件の差を区別する必要があり、この文献差が本問の難しさである。
選択肢の確認
a.上顎乳前歯唇側面は一般的ECCの初期白斑を発見しやすい有力な部位だが、哺乳齲蝕固有の標準記述では口蓋面初発を優先する。
b.上顎乳前歯口蓋面は哺乳時の乳汁が停滞しやすく、日本の標準的小児歯科学で初発部位として整理される。
c.下顎乳前歯唇側面は舌と唾液の自浄作用を受け、典型的初発部位ではない。
d.下顎乳前歯舌側面は舌下腺・顎下腺唾液に近く、典型的には温存される。
e.下顎乳臼歯咬合面にも小窩裂溝齲蝕は生じ得るが、哺乳齲蝕の特徴的初発部位ではない。