118D013|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
表面麻酔に用いられるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
表面麻酔には、粘膜表面から浸透して知覚神経終末を麻酔できる薬剤を用います。代表はリドカインとベンゾカインです。
解説
表面麻酔は、注射針刺入前、口腔粘膜の小処置、嘔吐反射の抑制などに用います。リドカインはスプレー、ゲル、軟膏などの製剤があり、ベンゾカインも粘膜表面に使用されます。
局所麻酔薬であっても、すべてが表面麻酔に適するわけではありません。水溶性や粘膜浸透性、製剤の有無を考えます。
医療安全上のポイント
広範囲への過量使用や嚥下を避け、総投与量と患者の年齢・全身状態に注意します。
選択肢の確認
a.プロカイン塩酸塩
誤り。
プロカイン塩酸塩は主に注射による局所麻酔に用いられ、表面麻酔薬の代表ではありません。
b.リドカイン塩酸塩
正しい。
リドカイン塩酸塩は表面麻酔用のスプレーやゲルなどがあり、口腔粘膜に使用されます。
c.メピバカイン塩酸塩
誤り。
メピバカイン塩酸塩は主に浸潤麻酔や伝達麻酔に用いられ、表面麻酔の代表薬ではありません。
d.ブピバカイン塩酸塩水和物
誤り。
ブピバカイン塩酸塩水和物は長時間作用型の注射用局所麻酔薬で、表面麻酔には通常用いません。
e.アミノ安息香酸エチル〈ベンゾカイン〉
正しい。
アミノ安息香酸エチル〈ベンゾカイン〉は粘膜表面に使用される代表的な表面麻酔薬です。
覚えるポイント
- 表面麻酔の代表はリドカインとベンゾカインです。
- 注射用局所麻酔薬がすべて表面麻酔に使えるわけではありません。
- 表面麻酔でも過量投与と誤嚥に注意します。