118B055|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
IgG4 関連疾患の特徴はどれか。4 つ選べ。
4つ選択
解答・解説を見る
正解: a・c・d・e
正答
a、c、d、e
この問題のポイント
IgG4関連疾患は、臓器の腫大や結節性病変、IgG4陽性形質細胞浸潤、線維化を特徴とする全身性疾患です。唾液腺では持続性腫脹と口腔乾燥を生じます。
解説
IgG4関連唾液腺炎では、顎下腺や涙腺などが左右対称性に持続腫脹することがあります。腺組織の炎症・線維化により唾液分泌が低下し、口腔乾燥を訴えることがあります。
膵臓、胆管、腎臓、後腹膜などにも腫瘤・結節状病変を形成します。患者には高IgG4血症、好酸球増加、IgE高値、アレルギー疾患の合併がみられることがあります。一般に中高年男性に多い点が重要です。
鑑別のポイント
Sjögren症候群でも口腔乾燥と唾液腺腫脹を生じますが、自己抗体、性差、病理組織像、他臓器病変を総合して鑑別します。
選択肢の確認
a.口腔乾燥
正しい。
唾液腺の炎症と線維化により唾液分泌が低下し、口腔乾燥を生じることがあります。
b.女性での好発
誤り。
IgG4関連疾患は一般に中高年男性に多く、女性好発ではありません。
c.結節性病変の存在
正しい。
膵臓、腎臓、肺、リンパ節などに腫瘤状・結節性病変を形成することがあります。
d.顎下腺の持続性腫脹
正しい。
顎下腺の無痛性・持続性腫脹はIgG4関連唾液腺炎で重要な所見です。
e.アレルギー疾患の合併
正しい。
気管支喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患を合併することがあります。
覚えるポイント
- IgG4関連疾患は中高年男性に多いです。
- 顎下腺の持続性腫脹と口腔乾燥を生じます。
- 結節性病変、好酸球・IgE高値、アレルギー合併を押さえます。