118B052|第118回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
唾液腺に潜伏するヒトヘルペスウイルス〈HHV〉はどれか。1 つ選べ。
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正解: d または e
正答
d 又は e
この問題のポイント
ヘルペスウイルスは初感染後に特定組織へ潜伏・持続感染します。唾液腺との関連では**HHV-4〈EBV〉とHHV-5〈CMV〉**の双方を押さえます。
解説
HHV-4はEpstein-Barrウイルス〈EBV〉で、主にB細胞へ潜伏感染し、口腔咽頭・唾液を介して排泄されます。唾液腺組織や唾液腺関連病変との関係も重要です。
HHV-5はサイトメガロウイルス〈CMV〉で、単球・骨髄系細胞などに潜伏し、唾液腺では持続感染や唾液中への排泄がみられます。このため本問ではdまたはeが正答として扱われます。
ひっかけポイント
「潜伏する細胞」と「持続感染・排泄される組織」は必ずしも同じ表現ではありません。設問が唾液腺との関連を問う場合はEBVとCMVの双方に注意します。
選択肢の確認
a.HHV-1
誤り。
HHV-1は単純ヘルペスウイルス1型で、主に三叉神経節などの知覚神経節へ潜伏します。
b.HHV-2
誤り。
HHV-2は単純ヘルペスウイルス2型で、主に仙髄神経節などへ潜伏します。
c.HHV-3
誤り。
HHV-3は水痘・帯状疱疹ウイルスで、脳神経節や後根神経節へ潜伏します。
d.HHV-4
正答として受け入れられます。
HHV-4〈EBV〉は唾液を介して排泄され、唾液腺との関連が深いヘルペスウイルスです。
e.HHV-5
正答として受け入れられます。
HHV-5〈CMV〉は唾液腺で持続感染し、唾液中へ排泄されることがあります。
覚えるポイント
- HHV-4はEBV、HHV-5はCMVです。
- EBVは主にB細胞、CMVは単球・骨髄系細胞などに潜伏します。
- 唾液腺との関連ではHHV-4とHHV-5の双方を確認します。