118B032|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
疾患と歯科治療中に配慮すべきことの組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: a・e
正答
a、e
この問題のポイント
先天性疾患では、疾患固有の骨格・気道異常を把握し、歯科診療時の体位、外力、気道確保へ結び付けます。
解説
骨形成不全症ではⅠ型コラーゲン異常などによって骨が脆弱で、軽微な外力でも骨折しやすいため、移乗、開口、体位保持に注意します。
Treacher Collins症候群では下顎低形成、頰骨低形成、上気道狭窄などを伴い、仰臥位や鎮静・全身麻酔時に気道閉塞が問題になります。
全身管理上の注意点
頭蓋顎顔面異常の患者では、診療前に気道評価と既往の麻酔歴を確認します。
選択肢の確認
a.骨形成不全症 易骨折性
正しい。
骨形成不全症では骨脆弱性があり易骨折性を示します。患者移動や顎への過度な力を避けます。
b.軟骨無形成症 皮膚乾燥
誤り。
軟骨無形成症では四肢短縮、特徴的顔貌、脊柱管狭窄などが問題になります。皮膚乾燥が歯科治療時の代表的配慮事項ではありません。
c.鎖骨頭蓋骨異形成症 開口障害
誤り。
鎖骨頭蓋骨異形成症では乳歯晩期残存、多数埋伏歯、過剰歯などが重要です。開口障害が代表的配慮事項ではありません。
d.低ホスファターゼ症 体温調節
誤り。
低ホスファターゼ症では骨石灰化障害とセメント質形成不全による乳歯早期脱落などが問題です。体温調節が中心ではありません。
e.Treacher Collins 症候群 気道閉塞
正しい。
Treacher Collins症候群では下顎低形成などにより上気道が狭く、気道閉塞へ注意します。
覚えるポイント
- 骨形成不全症では易骨折性に注意します。
- Treacher Collins症候群では気道評価が重要です。
- 鎖骨頭蓋骨異形成症は多数埋伏歯・過剰歯が特徴です。