118B033|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科矯正学
矯正歯科治療における永久歯の抜去で考慮するのはどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: a・d・e
正答
a、d、e
この問題のポイント
矯正治療で永久歯抜去の必要性を判断する際は、叢生量だけでなく、下顎前歯の移動に必要な空隙とSpee彎曲の平坦化に必要な空隙を評価します。
解説
アーチレングスディスクレパンシーは、歯列弓で利用できる空隙と歯を配列するために必要な空隙との差です。
ヘッドプレートコレクションは、頭部エックス線規格写真上で下顎前歯を治療目標の傾斜へ移動するために必要な空隙量を見積もる考え方です。さらにSpee彎曲を平坦化するためにも空隙が必要です。これらを総合して抜歯・非抜歯や固定源を検討します。
ひっかけポイント
乳歯列のターミナルプレーンや頭型を示すセファリックインデックスは、永久歯抜去の空隙分析そのものではありません。
選択肢の確認
a.Spee 彎曲
正しい。
Spee彎曲を平坦化すると歯列弓内の空隙を消費するため、抜歯の必要性を考える際に評価します。
b.ターミナルプレーン
誤り。
ターミナルプレーンは第二乳臼歯遠心面の上下関係で、永久大臼歯咬合関係の予測に用います。成人・永久歯列の抜歯空隙分析の主要項目ではありません。
c.セファリックインデックス
誤り。
セファリックインデックスは頭蓋の長径と幅径から頭型を表す指標です。矯正抜歯の空隙量を直接評価しません。
d.ヘッドプレートコレクション
正しい。
ヘッドプレートコレクションは、下顎前歯を望ましい位置・傾斜へ移動するために必要な空隙量の評価に用いられます。
e.アーチレングスディスクレパンシー
正しい。
アーチレングスディスクレパンシーは叢生や空隙の程度を示し、抜歯・非抜歯の判断に重要です。
覚えるポイント
- 抜歯判断ではアーチレングスディスクレパンシーを評価します。
- 下顎前歯の位置補正に必要な空隙をヘッドプレートコレクションで考えます。
- Spee彎曲の平坦化にも空隙が必要です。