118A085|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
定型発達児の情動で、「心配」が出現する時期に分化するのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: c・e
正答
c、e
この問題のポイント
乳幼児の情動は、出生時の未分化な興奮から、発達に伴って快・不快、怒り、恐れ、愛情、心配などへ分化します。「心配」が現れる時期には失望と不満足も分化します。
解説
情動発達の模式では、経験、認知、対人関係の発達に伴って、単純な快・不快から複雑な情動へ分化します。
心配、失望、不満足は、期待した結果と現実との差を理解する認知発達を背景に現れる情動です。小児歯科では、年齢だけでなく個々の発達段階に応じて説明と行動調整を行います。
選択肢の確認
a.愛 情
誤り。
愛情は快の情動から比較的早期に分化し、「心配」と同時期に分化する情動として選びません。
b.怒 り
誤り。
怒りは不快の情動から早期に分化する基本的情動です。
c.失 望
正しい。
心配が現れる発達時期に、期待が満たされないことを理解する情動として分化します。
d.嫉 妬
誤り。
嫉妬は対人関係の認識を背景に分化しますが、本問で心配と同時期に対応する情動ではありません。
e.不満足
正しい。
期待や欲求が満たされない状態を認識する複雑な情動として、心配と同じ時期に分化します。
覚えるポイント
- 情動は未分化な興奮から複雑な感情へ分化します。
- 心配と同時期に失望・不満足が現れます。
- 小児への対応は暦年齢と発達段階の双方で考えます。