118A075第118回 歯科医師国家試験 過去問

社会歯科公衆衛生・予防歯科

費用対効果の最も高い齲蝕予防法はどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る

正解: a

正答

a

この問題のポイント

集団を対象とした齲蝕予防では、低い費用で多数へ継続的に実施できるフッ化物洗口が高い費用対効果を示します。

解説

フッ化物洗口は、学校などで一定濃度のフッ化物溶液を用いて定期的に洗口する方法です。歯の萌出後に継続することで再石灰化を促進し、脱灰を抑えます。

集団で一斉に実施でき、専門職が毎回個別処置する必要が少ないため、1人当たりの費用を抑えながら長期的な齲蝕予防効果を得られます。

公衆衛生上のポイント
集団対策では効果だけでなく、対象人数、継続性、人件費、実施体制を含めて評価します。

選択肢の確認

a.フッ化物洗口
正しい。
集団で継続的に実施しやすく、低コストで齲蝕抑制効果を得られるため費用対効果が高い方法です。

b.ブラッシング
誤り。
口腔衛生の基本ですが、ブラッシングだけの齲蝕予防効果はフッ化物応用と比べて限定的です。

c.フロッシング
誤り。
歯間部清掃に有効ですが、技術習得と個人実施が必要で、集団的齲蝕予防の費用対効果では第一選択になりません。

d.フッ化物歯面塗布
誤り。
高リスク者に有効ですが、歯科専門職による個別処置が必要で、集団洗口より費用と人手がかかります。

e.フッ化物配合歯磨剤の使用
誤り。
個人レベルで非常に重要な方法ですが、本問で集団的な費用対効果が最も高い方法はフッ化物洗口です。

覚えるポイント

  • 集団で高い費用対効果を示すのはフッ化物洗口です。
  • フッ化物は脱灰抑制と再石灰化促進に働きます。
  • 個人対策と集団対策の違いを意識します。

関連問題

118A074118A076
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)