118A053|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
高齢者の転倒で骨折頻度が最も高いのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: d
正答
d
この問題のポイント
高齢者では骨粗鬆症、筋力低下、平衡機能低下が重なり、転倒による大腿骨近位部骨折が多く、寝たきりや要介護化の大きな原因になります。
解説
大腿骨近位部骨折には大腿骨頸部骨折や転子部骨折が含まれます。転倒時に側方へ倒れ、股関節周囲へ力が集中して生じます。
骨折後は歩行能力低下、肺炎、深部静脈血栓症、廃用症候群などにつながるため、転倒予防と骨粗鬆症管理が重要です。
選択肢の確認
a.鼻 骨
誤り。
顔面外傷で骨折しやすい部位ですが、高齢者転倒で最も高頻度となる骨折部位ではありません。
b.下顎骨
誤り。
顔面への直接外力で骨折しますが、全身の高齢者転倒骨折では大腿骨近位部がより重要です。
c.肩甲骨
誤り。
周囲筋で保護されており、通常は比較的大きな外力で骨折します。
d.大腿骨
正しい。
大腿骨近位部骨折は高齢者の転倒に伴う代表的骨折です。
e.尾 骨
誤り。
尻もちで損傷することがありますが、最も高頻度の重大骨折ではありません。
覚えるポイント
- 高齢者の転倒では大腿骨近位部骨折が重要です。
- 骨粗鬆症、サルコペニア、視力低下、薬剤が転倒リスクになります。
- 骨折予防は運動、栄養、住環境、服薬評価を組み合わせます。