118A001|第118回 歯科医師国家試験 過去問
社会歯科公衆衛生・予防歯科
医療安全支援センターについて正しいのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: e
正答
e
この問題のポイント
医療安全支援センターは、患者・家族からの医療に関する相談や苦情に対応し、医療機関との信頼関係づくりを支援する行政上の相談窓口です。
解説
医療安全支援センターは医療法に基づき、都道府県、保健所を設置する市、特別区などに設けられます。相談内容を整理し、必要な情報提供や助言を行うほか、医療機関への情報提供、医療安全に関する研修などを通じて、地域の医療安全を支援します。
センターは裁判所や事故調査機関ではなく、医療事故の責任を認定したり、紛争を強制的に解決したりする機関ではありません。
医療倫理上のポイント
患者が相談できる中立的な窓口を整えることは、患者の権利を守り、医療者との対話を促すうえで重要です。
選択肢の確認
a.医療事故の報告先である。
誤り。
医療事故調査制度に基づく報告先は医療事故調査・支援センターです。医療安全支援センターは、患者・家族からの相談対応を主な役割とします。
b.根拠法は地域保健法である。
誤り。
根拠法は医療法です。地域保健法は保健所や市町村保健センターなど、地域保健対策の基本事項を定めます。
c.医療安全管理者が配置される。
誤り。
医療安全管理者は、医療機関内の安全管理体制を担う職種です。医療安全支援センターの制度上の本質は、患者相談への対応と地域の医療安全支援です。
d.地域医療支援病院に設置する。
誤り。
都道府県、保健所設置市、特別区などの行政機関に設置されます。地域医療支援病院への設置を求める制度ではありません。
e.医療に関する患者からの相談に対応する。
正しい。
患者・家族からの医療に関する相談や苦情を受け、情報提供や助言を行います。
覚えるポイント
- 医療安全支援センターの根拠法は医療法です。
- 主な役割は、患者・家族からの医療相談への対応です。
- 医療事故の責任認定や強制的な紛争解決を行う機関ではありません。