117D082|第117回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
心身機能の加齢変化の図を示す。 ①の診断基準となる項目はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: c・d
正答
c、d
この問題のポイント
図の①はフレイルを示し、その診断では意図しない体重減少と主観的疲労感などを評価します。
解説
身体的フレイルの代表的評価には、体重減少、易疲労感、身体活動量低下、歩行速度低下、握力低下が含まれます。これらは加齢に伴う予備力低下を捉える項目です。
筋肉量はサルコペニア診断で重視され、食品摂取の多様性は栄養・食生活の評価には有用ですが、代表的なフレイル診断基準そのものではありません。
画像の確認
実画像では、加齢による予備能力低下の途中に、健常と要介護の間を可逆的に移行する①の段階が描かれている。フレイル診断の表現型に含まれる体重減少と主観的疲労感が該当し、正答c・dに対応する。
選択肢の確認
a.筋肉量
誤り。筋肉量はサルコペニアの診断で重要ですが、図の①に対する代表的フレイル基準の項目ではありません。
b.睡眠時間
誤り。睡眠時間は健康評価に重要ですが、代表的フレイル診断基準には含まれません。
c.体重減少
正しい。意図しない体重減少は身体的フレイルの主要な診断項目です。
d.主観的疲労感
正しい。主観的疲労感、すなわち易疲労は身体的フレイルの主要項目です。
e.食品摂取の多様性
誤り。食品摂取の多様性は栄養状態や食生活の評価指標で、代表的フレイル診断基準ではありません。
覚えるポイント
- フレイルの代表項目は体重減少、疲労、活動低下、歩行速度低下、握力低下。
- サルコペニアは筋力・身体機能・筋量を評価する。
- フレイルは要介護状態の前段階で可逆性がある。