117D053|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
アンテリアレイシオが大きくなるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
アンテリアレイシオは、下顎6前歯の歯冠幅径合計を上顎6前歯の合計で除した比です。上顎前歯が小さいと比は大きくなります。
解説
Boltonのアンテリアレイシオは、下顎犬歯間6歯の近遠心幅径合計 ÷ 上顎犬歯間6歯の近遠心幅径合計 × 100で求めます。
上顎側切歯が円錐歯で小さいと分母が減少するため、アンテリアレイシオは大きくなります。反対に上顎前歯が大きい、または下顎前歯幅径合計が小さい場合は比が小さくなります。
選択肢の確認
a.上顎正中過剰歯
誤り。上顎正中過剰歯は通常の上下顎6前歯の比率計算にそのまま含めるものではなく、正答の典型要因ではありません。
b.上顎中切歯の移転歯
誤り。移転歯は歯の位置異常であり、歯冠幅径比を直接大きくするとは限りません。
c.上顎中切歯の巨大歯
誤り。上顎中切歯の巨大歯は分母を増加させ、アンテリアレイシオを小さくする方向に働きます。
d.上顎側切歯の円錐歯
正しい。上顎側切歯の円錐歯は上顎前歯幅径合計を減らし、アンテリアレイシオを大きくします。
e.下顎側切歯と犬歯の癒合歯
誤り。下顎側切歯と犬歯の癒合歯では、2歯分の幅径合計が小さくなりやすく、比を大きくする典型ではありません。
覚えるポイント
- アンテリアレイシオは下顎6前歯合計/上顎6前歯合計。
- 上顎側切歯の円錐歯では比が大きくなる。
- 巨大歯・矮小歯が分子か分母かを確認する。