117D019|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯周病学
成熟プラークで表層部と比較した深層部の特徴はどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: c
正答
c
この問題のポイント
成熟プラークの深層部は酸素が届きにくく、嫌気的で低い酸化還元電位の環境になります。
解説
プラークが厚く成熟すると、表層で酸素が消費されるため深層部の酸素分圧は低下します。この環境は偏性嫌気性菌の増殖に適し、歯肉縁下プラークでは歯周病原細菌が増えやすくなります。
深層部には細菌代謝産物が蓄積しやすく、酸化還元電位は高くなるのではなく低下します。
選択肢の確認
a.pH が高い。
誤り。深層部では細菌代謝と拡散制限により、必ずしもpHが高くなるとはいえません。
b.緩衝能が高い。
誤り。深層部の特徴として緩衝能が高いことが本質ではありません。
c.酸素分圧が低い。
正しい。表層で酸素が消費されるため、深層部の酸素分圧は低くなります。
d.代謝産物が少ない。
誤り。深層部には細菌の代謝産物が蓄積しやすく、少ないとはいえません。
e.酸化還元電位が高い。
誤り。嫌気的環境では酸化還元電位は低くなります。
覚えるポイント
- 成熟プラーク深層は低酸素。
- 深層では酸化還元電位が低い。
- 嫌気性歯周病原細菌が増殖しやすい。