117D010|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
Congo-Red 染色に陽性を呈するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
Congo-Red染色はアミロイド様物質の確認に用いられます。歯原性腫瘍では石灰化上皮性歯原性腫瘍が代表です。
解説
石灰化上皮性歯原性腫瘍では、多角形の腫瘍細胞間に好酸性のアミロイド様物質が沈着し、石灰化を伴います。この物質はCongo-Red染色陽性となり、偏光下で特徴的な複屈折を示します。
画像では顎骨内の不透過物を伴う透過像、病理では腫瘍細胞、アミロイド様物質、石灰化の組合せが鑑別の要点です。
選択肢の確認
a.歯牙腫
誤り。歯牙腫は歯の硬組織が形成される過誤腫性病変で、Congo-Red陽性アミロイド様物質が特徴ではありません。
b.歯原性線維腫
誤り。歯原性線維腫は線維性間質を主体とする腫瘍です。
c.石灰化歯原性囊胞
誤り。石灰化歯原性囊胞では幻影細胞や石灰化がみられますが、本問の代表的Congo-Red陽性腫瘍ではありません。
d.腺腫様歯原性腫瘍
誤り。腺腫様歯原性腫瘍では腺管様構造や石灰化物が特徴です。
e.石灰化上皮性歯原性腫瘍
正しい。石灰化上皮性歯原性腫瘍ではアミロイド様物質がCongo-Red染色陽性を示します。
覚えるポイント
- Congo-Red陽性はアミロイドを示唆する。
- 石灰化上皮性歯原性腫瘍ではアミロイド様物質と石灰化を認める。
- 歯原性腫瘍は画像と病理を組み合わせて鑑別する。