117D008|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床小児歯科学
顎位が安定し始める時期の萌出状態はどれか。1 つ選べ。

解答・解説を見る
正解: c
正答
c
この問題のポイント
乳歯の萌出に伴う顎位の安定は、前歯だけでなく第一乳臼歯による臼歯部咬合支持が得られる時期から始まります。
解説
図では、aは乳中切歯、bは乳切歯、cは第一乳臼歯まで、dは第二乳臼歯まで、eは第一大臼歯まで萌出した状態を示しています。
第一乳臼歯が上下顎で咬合し始めると、臼歯部の垂直的支持が生まれ、下顎位と咬合高径が次第に安定します。したがって、第一乳臼歯まで萌出しているcが正答です。乳歯列が完成するdや第一大臼歯が萌出するeは、それより後の段階です。
画像の確認
実画像では、選択肢cが上下顎とも乳中切歯・乳側切歯・乳犬歯・第一乳臼歯まで左右対称に萌出した歯式として示されている。臼歯部の咬合支持が成立して顎位が安定し始める段階に当たり、正答cを支える。
選択肢の確認
a.選択肢a(問題画像参照)
誤り。図では乳中切歯のみが萌出しています。前歯部だけでは臼歯部の咬合支持がなく、顎位が安定し始める段階には達していません。
b.選択肢b(問題画像参照)
誤り。図では乳中切歯と乳側切歯が萌出していますが、臼歯部の支持がまだありません。
c.選択肢c(問題画像参照)
正しい。図では第一乳臼歯まで萌出しており、臼歯部の咬合支持が形成され始めるため、顎位が安定し始めます。
d.選択肢d(問題画像参照)
誤り。図では第二乳臼歯まで萌出して乳歯列が完成しています。顎位が安定し始める時期より後です。
e.選択肢e(問題画像参照)
誤り。図では第一大臼歯まで萌出しています。混合歯列期の段階であり、正答時期より大幅に後です。
覚えるポイント
- 顎位の安定開始には第一乳臼歯の咬合支持が重要。
- 乳歯列完成は第二乳臼歯の萌出後。
- 歯式図ではA~Eを乳中切歯から第二乳臼歯として読む。