117C034|第117回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
赤血球の破壊によって生じるのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c
正答
b、c
この問題のポイント
赤血球が破壊されると、ヘモグロビンはビリルビンと鉄貯蔵色素であるヘモジデリンへつながります。
解説
老化または障害された赤血球は主に脾臓などの網内系で貪食され、ヘモグロビンが分解されます。ヘムは鉄とポルフィリン部分に分かれ、ポルフィリンはビリベルジンを経て非抱合型ビリルビンになります。
回収された鉄はフェリチンやヘモジデリンとして貯蔵されます。局所出血後にマクロファージ内へ褐色顆粒としてみられるヘモジデリンは、過去の出血を示す病理所見です。
選択肢の確認
a.メラニン
誤り。
メラニンはメラノサイトが産生する色素で、赤血球破壊産物ではありません。
b.ビリルビン
正しい。
ヘムのポルフィリン部分が分解され、ビリルビンが生じます。
c.ヘモジデリン
正しい。
赤血球由来の鉄はヘモジデリンとして組織内に蓄積することがあります。
d.リポフスチン
誤り。
リポフスチンは脂質過酸化物などに由来する消耗性色素で、赤血球破壊の代表産物ではありません。
e.プロスタグランジン
誤り。
プロスタグランジンはアラキドン酸から合成される脂質メディエーターです。
覚えるポイント
- ヘム分解でビリルビンが生じる。
- 鉄はフェリチンやヘモジデリンとして貯蔵される。
- ヘモジデリン貪食マクロファージは陳旧性出血の手掛かり。