117B082第117回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

バソプレシンを分泌する神経細胞の細胞体が存在するのはどれか。1 つ選べ。

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正解: c

正答

c

この問題のポイント

バソプレシン〈抗利尿ホルモン〉は、視床下部で合成され、下垂体後葉から血中へ放出されます。

解説

バソプレシンを産生する神経分泌細胞の細胞体は、主に視床下部の視索上核と室傍核にあります。合成されたホルモンは軸索輸送され、下垂体後葉の神経終末に貯蔵されて放出されます。

腎集合管のV2受容体を介して水再吸収を促進し、高濃度ではV1受容体を介して血管収縮にも関与します。

ひっかけポイント
下垂体後葉は「合成部位」ではなく、主に貯蔵・放出部位です。

選択肢の確認

a.海 馬
誤り。
海馬は記憶形成に重要な大脳辺縁系の構造で、バソプレシン産生細胞の主座ではありません。

b.視 床
誤り。
視床は感覚情報の中継などに関与し、バソプレシン産生細胞体の主な存在部位ではありません。

c.視床下部
正しい。
視床下部の視索上核・室傍核の神経分泌細胞がバソプレシンを合成します。

d.下垂体前葉
誤り。
下垂体前葉はACTH、TSH、GHなどを分泌しますが、バソプレシンの産生部位ではありません。

e.下垂体後葉
誤り。
下垂体後葉は視床下部で作られたバソプレシンを貯蔵・放出しますが、細胞体は存在しません。

覚えるポイント

  • バソプレシンは視床下部で合成される。
  • 下垂体後葉から放出される。
  • V2受容体を介して腎で水再吸収を促進する。

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