117B081|第117回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
下顎骨を形成する鰓弓〈咽頭弓〉から発生するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
下顎骨の発生に関係するのは**第1鰓弓〈第1咽頭弓〉**で、同じ鰓弓から咀嚼筋も発生します。
解説
第1鰓弓はMeckel軟骨を含み、上顎・下顎領域の骨格形成に関与します。筋成分からは、咬筋、側頭筋、内側・外側翼突筋、顎舌骨筋、顎二腹筋前腹、鼓膜張筋、口蓋帆張筋が発生します。支配神経は三叉神経第3枝である下顎神経です。
発生学のポイント
鰓弓は「骨格・筋・神経」をセットで覚えます。第1鰓弓は咀嚼筋と下顎神経です。
選択肢の確認
a.咬 筋
正しい。
咬筋は第1鰓弓由来の咀嚼筋で、下顎神経に支配されます。
b.口輪筋
誤り。
口輪筋は表情筋であり、第2鰓弓由来、顔面神経支配です。
c.茎突舌骨筋
誤り。
茎突舌骨筋は第2鰓弓由来で、顔面神経に支配されます。
d.オトガイ舌筋
誤り。
オトガイ舌筋は舌筋で、後頭体節由来の筋芽細胞から発生し、舌下神経に支配されます。
e.上咽頭収縮筋
誤り。
上咽頭収縮筋は第1鰓弓由来の代表筋ではなく、咽頭筋群として迷走神経系の支配を受けます。
覚えるポイント
- 第1鰓弓は下顎骨形成と咀嚼筋に関係する。
- 第1鰓弓の神経は下顎神経である。
- 表情筋は第2鰓弓由来である。