117B020第117回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

水の保持に最も関与するのはどれか。1 つ選べ。

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正解: e

正答

e

この問題のポイント

細胞外基質で水を保持するには、多数の陰性荷電基を持つ親水性高分子が重要です。

解説

グリコサミノグリカンは、二糖の反復構造からなる長い多糖で、カルボキシ基や硫酸基により強い陰性荷電を持ちます。このため陽イオンと水分子を引きつけ、組織に保水性と圧縮に対する抵抗性を与えます。

軟骨基質や結合組織では、プロテオグリカンの糖鎖として多量の水を保持します。ラミニンとフィブロネクチンは接着性糖タンパク質、インテグリンは細胞接着受容体、エラスチンは弾性線維の主成分です。

選択肢の確認

a.ラミニン
誤り。
ラミニンは基底膜の主要な接着性糖タンパク質で、細胞接着や分化に関与します。

b.エラスチン
誤り。
エラスチンは組織に弾性を与えるタンパク質で、最も強い保水作用を担うものではありません。

c.インテグリン
誤り。
インテグリンは細胞膜上の接着受容体で、細胞外基質と細胞骨格を連結します。

d.フィブロネクチン
誤り。
フィブロネクチンは細胞接着や創傷治癒に関与する糖タンパク質です。

e.グリコサミノグリカン
正しい。
グリコサミノグリカンは強い親水性と陰性荷電により、多量の水を保持します。

覚えるポイント

  • グリコサミノグリカンは水を強く保持する。
  • 陰性荷電が陽イオンと水分子を引きつける。
  • ラミニン・フィブロネクチンは接着、エラスチンは弾性に関与する。

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