116D085第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

7 歳の男児。上の前歯に隙間があることを主訴として来院した。初診時の口腔内 写真(別冊No. 33)を別に示す。 原因の特定に有効なのはどれか。2 つ選べ。

116D085の問題画像
2つ選択
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正解: c・d

正答

c、d

この問題のポイント

7歳の正中離開では、生理的なugly duckling stageだけでなく、上唇小帯の高位付着と正中過剰歯を除外します。

解説

Blanch testでは上唇を牽引し、切歯乳頭部まで歯肉が白変するかをみて、上唇小帯の線維が正中離開へ関与しているか評価します。口内法エックス線撮影では正中過剰歯、歯根間の異常、永久歯の位置を確認できます。

症例問題の解き方
混合歯列初期の正中離開は生理的な場合も多いため、原因を確認してから閉鎖や小帯手術の時期を決めます。

画像の確認

実画像では、上顎中切歯間に大きな正中離開があり、太い上唇小帯が歯間乳頭付近まで連続して付着している。小帯を牽引して乳頭部の白変をみるBlanch testでその関与を調べ、口内法エックス線で写真には写らない正中過剰歯や歯根間病変を確認するのが原因特定に有効である。

選択肢の確認

a.歯髄電気診
誤り。歯髄電気診は歯髄の感覚反応を評価する検査で、正中離開の原因検索には適しません。

b.超音波検査
誤り。超音波検査は軟組織・唾液腺などに用いますが、上唇小帯と過剰歯の基本的評価ではありません。

c.Blanch test
正しい。Blanch testは上唇小帯高位付着が正中離開へ関与するかを評価します。

d.口内法エックス線撮影
正しい。口内法エックス線撮影で正中過剰歯や歯根間の異常を確認します。

e.レーザー蛍光強度測定
誤り。レーザー蛍光強度測定は主に齲蝕の客観的評価に用います。

覚えるポイント

  • 正中離開では上唇小帯と正中過剰歯を確認します。
  • 上唇小帯はBlanch testで評価します。
  • 過剰歯は口内法エックス線画像で確認します。

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