116D083第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床口腔外科学

咀嚼筋腱・腱膜過形成症の特徴的な所見はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: a・d

正答

a、d

この問題のポイント

咀嚼筋腱・腱膜過形成症は、咬筋や側頭筋の腱・腱膜が過形成となり、筋突起周囲の運動を機械的に制限する病態です。

解説

典型的には、疼痛や関節雑音をあまり伴わない進行性の開口制限を示します。咬筋の腱・腱膜や付着部の発達により、顔貌・画像で下顎角部の肥大がみられることがあります。

顎関節円板障害のクリックや関節部圧痛とは病態が異なります。最大開口量の評価に加え、CT・MRIなどで筋突起、咬筋・側頭筋腱膜を確認します。

選択肢の確認

a.開口制限
正しい。腱・腱膜の過形成による機械的制限で、無痛性の開口制限が特徴です。

b.クリック
誤り。クリックは関節円板前方転位復位型などでみられる顎関節内障の所見です。

c.下顎の偏位
誤り。下顎偏位は片側性病変などでみることがありますが、本症の代表的二大所見ではありません。

d.下顎角部の肥大
正しい。咬筋付着部などの発達により下顎角部の肥大・方形化を認めることがあります。

e.顎関節部の圧痛
誤り。顎関節部圧痛は関節炎・顎関節症でみられ、本症では通常目立ちません。

覚えるポイント

  • 本症は無痛性・進行性の開口制限が特徴です。
  • 下顎角部の肥大を伴うことがあります。
  • クリックや関節圧痛が主体なら顎関節内障を考えます。

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