116D064|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
重合開始時にラジカルが作用する基はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
ラジカル重合では、ラジカルが炭素間二重結合へ付加して連鎖反応を開始します。
解説
ビニルモノマーやメタクリレートモノマーは、重合性の炭素間二重結合を持ちます。開始剤から生じたラジカルがこの二重結合を開き、次のモノマーへ順次付加して高分子鎖を形成します。
ビニル基とメタクリロイルオキシ基はいずれも重合可能な二重結合を含みます。水酸基、リン酸基、カルボキシ基は親水性や接着性などに関与しますが、ラジカル連鎖重合の開始点ではありません。
選択肢の確認
a.水酸基
誤り。水酸基は親水性や水素結合に関与しますが、ラジカルが連鎖重合を開始する二重結合ではありません。
b.ビニル基
正しい。ビニル基には炭素間二重結合があり、ラジカルが付加します。
c.リン酸基
誤り。リン酸基はMDPなどの接着性に関与しますが、重合開始時のラジカル付加部位ではありません。
d.カルボキシ基
誤り。カルボキシ基は酸性・接着性に関与しますが、ラジカル重合性二重結合ではありません。
e.メタクリロイルオキシ基
正しい。メタクリロイルオキシ基にはメタクリレートの二重結合があり、ラジカル重合します。
覚えるポイント
- ラジカルは炭素間二重結合へ付加します。
- ビニル基とメタクリレート基が重合性を担います。
- 接着性官能基と重合性官能基を区別します。