116D003|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学生理・生化学・薬理
創傷処置時の洗浄に用いるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
創傷洗浄の目的は、組織を傷害せずに血液、異物、細菌量を物理的に減らすことです。
解説
創傷処置では、まず十分量の洗浄液で汚染物を除去します。滅菌生理食塩液は体液とほぼ等張で、組織刺激性が低いため創面洗浄に適しています。
消毒薬は皮膚表面の消毒に用いることがありますが、濃度や使用部位によっては細胞毒性を示し、創傷治癒を妨げることがあります。創腔を直接かつ大量に洗浄する液としては、生理食塩液が基本です。
選択肢の確認
a.エタノール
誤り。エタノールは組織刺激性が強く、開放創の洗浄液には適しません。
b.オキシドール
誤り。オキシドールは発泡しますが、組織障害性があり、創傷洗浄の第一選択ではありません。
c.ポビドンヨード
誤り。ポビドンヨードは消毒薬ですが、創面を大量洗浄する基本液ではなく、濃度による細胞毒性にも注意します。
d.滅菌生理食塩液
正しい。滅菌生理食塩液は等張で組織刺激が少なく、創傷洗浄に適しています。
e.ベンザルコニウム塩化物
誤り。ベンザルコニウム塩化物は消毒薬であり、創面洗浄の第一選択ではありません。
覚えるポイント
- 創傷洗浄は物理的除去が中心です。
- 大量の滅菌生理食塩液を用いるのが基本です。
- 消毒薬は殺菌力だけでなく組織障害性も考えます。